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    Re : 種から始める菜園生活

    • 2016.04.24 Sunday
    • 21:30




    (走るマッチ箱)


     お久しぶりです、体調を崩したり用事があったりネット小説にハマったりしてました。
     でも苗は無事です!


     本日はめくるめく花と野菜たちの様子をお届けします。

     
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    ワラう空兎 / in the sprout

    • 2016.04.03 Sunday
    • 22:31


     陽の光は温かく、通り抜ける風は体温を奪わず、しばらく前より、少しだけ空が低い。
     厳しい冬はすでにその勢いを落とし、ブリタニアも春の気配に満ち溢れている。
     そんな折、大和の地では、冒険者たちへ花見の招待が届けられた。


     期日、ニジェルムのホールには多くの冒険者が集まり、主催者の登場を待っている。
     指定された時間の少し前……、中空に回転するサッシュ、金の色をしたアクセサリーが浮かんだが、その演出に大きく驚くものはいない。

     ――よくあることだ。
     奇異に見るより、単純に主催者の登場前の合図であるとして認識されて、しまう。





     『彼』が現れた。

     青い身体、蒼い声。
     喋る兎。
     そして、空から来た兎であると名乗った。

     逆に、誰が驚くだろうか。
     この地では決して難関とは言われない修練によって、このような変身の技術を身に付ける事が出来る。
     ……、しかしなぜ、驚けなかったのだろうか。

     その兎のシルエット。
     空から来たと言う言葉、空とは、どこか?
     その兎の瞳を表す藍。
     このブリタニア、破片世界の、空とは。

     兎の輪郭は世界の断面であった。
     偽装でも憑依でもない。
     冒険者たちを呼んだのは、小動物の形に切り取られた位相そのものだったのだ。


    「 桜の樹の下には死体が埋まっているよね。
      絶対だよね。
      だってあんな素敵なお花が死体もなしに咲くはずがないものね。
      皆も、死体<サクラ>、見てみたいよね! 」






     空の兎は大勢の冒険者を伴い、候補地であるというユーのワイナリーに向かった。
     ここに住む修道士が、桜の樹の下の話をしていたらしい。

     『大勢の冒険者』が話しかけ、『多くの返答』を得る。
     繰り返し異常を示すレコードの様に応酬される会話。
     何度も巻き戻り、そこにノイズが混じらなかったことこそが、真の異質であったはずだ。

     しかし誰も気が付かない。
     日常というカテゴリーを確定された脳に認識の負荷をかけながら、当り前の質問と回答へ落とし込んで。

     ここは空の兎の開いたゲートの先の、ユー。
     本当に、誰しも一度は訪れた事のあるあの街であったのかは、今はもう分からない。





     首都の街に来た。
     かつて、ある騒動に深く関わり、しかし幼過ぎた故に免れた男性。
     ここでの会話も先ほどのワイナリーと同様だった。

     冒険者たちは額から脂汗を流しながら、その汗にさえ気が付きはしない。
     十数度、何度か最後まで会話が進み、何度か途中で始まりに戻りながら、質問を続けた。

     空の兎はその間どこに居たのだろう?

     誰かの視界には、限りなく粘体に近いマフィンを齧る姿が写っていた。
     誰かの聴覚は、開いた小麦粉袋が悲鳴を上げながら啜り取られる音を聞いた。
     そして誰一人気にしなかった。





     次の目的地は――、





     ――延々と、永遠と、呪文を唱え続ける声が響く。

     女囚がリンゴを要求したのだ。
     繰り返す会話は繰り返す詠唱を生んだ。

     既に彼女は押しつぶされていたのではないだろうか。
     一人用の狭い牢の中、原形を留めているかすら視認出来ない女囚の上に、リンゴの塔を築く。

     兎は楽しげに揺れていた。





     新たな人物、スカラブレイのような街。
     Madelineという女性を思い出すその酔った男は、懐かしむようにニタニタと笑うと、その次の瞬間には嘆き悲しんだ。

     それを繰り返す。
     当然に繰り返し、繰り返す。


     ついに冒険者たちは物語の核心に迫っていた。

     桜の樹の下の死体の元へと。





     新しいゲートが開く。





     桜の樹の下。

     『桜の樹の下』とはどこか。
     一般に土中である。
     常識的には土である。

     なぜ桜の樹の下に死体が埋まるのか。

     ……否、当然に否。
     簡潔で簡便な帰結であった。

     人の死体から、桜の樹が生えるのだろう。


     ここに埋められたのは憎悪と絶望の中で死んでいった一人の女性。

     その名は、

    『桜の樹の下』





     そして、地上へ。


     実に見事な桜であった。
     見事過ぎる桜であった。

     これで人の死体が埋まっていないと言ったら、それこそお笑い草だろう。

     冒険者たちは楽しげに桜に酔う。
     用意された酒樽からは菱の光を放つ何かが注ぎ出され、それは次々に飲み干された。


     時折、誰かの悲鳴が上がる。
     桜の花の間に、枝の上に、幹の影に。
     共生しているそれは人の業<カルマ>を見抜く容赦なき刺客の、群体だ。

     無論、誰も気付かなかった。
     こうして桜の樹はいくつかの死体を獲得し、さらに時間をかけて、新たな桜の樹を育てるのだろう。


     空の兎も笑っていた。



    (end)



    ※ 実際のEMイベントから少し脚色しています。

    遅れて来たイースターバニー 〜Under the Cherry Tree

    JUGEMテーマ:ウルティマ オンライン





     



     おまけ。




    ―― 以下野菜 ――







     さっそくだがご覧いただけるだろうか。

     ペチュニア、発芽であります!



     小さい、とにかく小さい……。

     無事大きくなると良いなぁ。




    (このくらいの大きさのが精神的に育てやすい)




     トウモロコシの発芽率は100%でした。
     30粒中の30粒!

     すばらしい安定感。




     枝豆と長ネギ系は変化無し。
     蒔いてから丸二日ほどなので、まだこれから。




     チューリップは終わっちゃいそうです。
     あんまり長持ちしない。
     可愛いのですけどね。




     アグロステンマもやっと花が増えてきました。
     満開になったら中々期待出来そうです。


     最後にブロッコリーのスプラウト。



     で



     は



     ま



     た

     !




     

    T.rexの尻尾 / +野菜

    • 2016.04.01 Friday
    • 00:14



     今週の水曜討伐会はティラノサウルス・レックスでした。

     ハリウッド映画なんかで色々と馴染みのある、強い肉食恐竜と言えばこれ! みたいな奴ですね。
    (オンラインじゃない方のウルティマでも、強モンスとして登場しているらしい)


     でも、恐竜って実は羽毛もっさもっさしてたんじゃないかとか、あと色とか、分からない事だらけ。
     つまりはT.rexも草食だったかもしれないし、家庭菜園を耕して採れたてのトマトをかじっていたかもしれないという事です。
     プテラノドン航空便で遠方から種を取り寄せたり、せっかく耕した畑を超でかい系のが歩いちゃって、それでめちゃくちゃ硬くなって憤慨したりとか……。
     
     まぁ、実際にジュラシりでもしない限り永遠に分からないでしょうが?




     今回はちぎれたT.rexの尻尾というスタンスで向かいます。

     それで本体とドッキングしたい。




     いきなり、なぜか亀村に到着しましたが……。




     遭遇!

     ……しかし、恐竜とドラゴンが戦うっていうのも不思議な絵面だ。
     でも本家に元々両方いたんだろうから良いのか。




    (うむ御苦労、という意味ではないです!)


     さっそく小さい恐竜に追いかけまわされて尻尾死す。

     前回のゴリラの時が平和過ぎたのでした。
     ここはそこそこ危ない所じゃないか!


     良い写真を撮ろうとしてたら何回蘇生してもらうか分からないし、尻尾ごっこは早めに諦めました……。






     その後は(私も)特別危なげなく、ジャングルからT.rexを探して、他のを遠ざけつつ討伐しました。
     さすがにMBではルート権取れなかったので、攻撃力の無いキャラはバックヒールが良いと思います。



     しかし、密林の真の恐怖は、恐竜ではなかったのです……。





     ……蟻沸き、この完璧なタイミング。

     これ映画とかなら絶対死人が出るパターンじゃないですか!
     最悪は全滅しますよ?!


     まぁ、実際にはそう強いモンスではないようで、皆さんがサクッと狩り尽くしてくれたのですが。
     これがもし普通に強かったら、かなり面白い危険だなと思いました。




     ていうかここにも出ました。
     地面が崩落しないかも心配です!




     ファイヤーホーンでしかえし。





     白アリ防除の必要性を感じつつ、5rex討伐で終了。
     絶滅した恐竜よりお家の足元だよなぁ……。

    (もしかしたら化石も埋まってるかもしれないけど)



     来週は、溶岩BBQをするそうですよ。





    (以下野菜)





    (3/31撮影)

     メインの苗たちは今こんな感じです。
     ちょっとづつ緑色が増えてるけど、まだまだ。

    (カボチャだけはもう少し育ったら植え付けても良いかも)

     でも既に、ホームセンターでは大きな苗がいっぱい並んでますねぇ。
     苗物は早出ししてシーズン分の需要を獲得する、とか聞いたような?
     今は良いけど、実際露地の植え付け適期が来た時に、自分のがまだって事がないようにしたいものです……。




     こっちは花の苗。
     左からコスモス、アスター、マリーゴールド。
     まだしばらくは発芽しそう。

    (ペチュニアはまだですけど、種が割れて、根っこは既に出ているんじゃないかなって状態です)




     トウモロコシも出てきました。


     ていうか全体的に見づらくてなんかもうしわけない……。
     よかったらクリックして拡大してみてください。





     そしてこれも発芽させるやつ!
     スプラウト(かいわれ大根とか)を育てるキットです。

     弟から貰ったんですが、前から一回やってみたくて、けどなまじ畑があると自分から準備する感じでもなくて、実に良いチョイスでありました。
     さすが弟……。




     かいわれ大根と言えば、スポンジとかに根を張らせてまっすぐ揃えているのが一般的と思いますが、このキットでは特に固定せずにモヤシ調に育てるようです。
     実際サラダにするならまっすぐじゃなくても良いし、お手軽なのかも。

     瓶のフタが金網になっていて、朝晩そこから水を注いで洗います。




     発根、発芽を確認。




     その12時間後。

     だいぶたくましくなってきましたねぇ。
     ちなみに、これはブロッコリーのスプラウトです。

     サラダの他、グリーンスムージー? にしたりするそう。
     やっぱり緑色になるのかな。




     ……あ、はい、せっかく今日の日付ですので。

     こっちが本物の12時間後です。
     変化が早まって来ました。

     ちゃんと育てば、瓶いっぱいになった所で収穫だそうです。





     そして白イチゴは初収穫。

     まだまだ、続々とは行きませんが、ちゃんと甘くて美味しいイチゴでした!





     浸け物も食しております。
     たくあんはやっぱり大根にスが入っていたようだけど、時間がたつにつれて発酵が進んで味が良くなってきました。
     次する時は瑞々しさにも気を配るのだ。

     ちなみに浸け物袋の口の方、ぬかだからなのか、少しでも空気があると赤い色になります。
     どういうものなのか調べていないのですが、ラップで密封してみたら大丈夫っぽいです。




     こちらは産直市で買った梅干し。

     原材料を見るに明らかに今年私がやってみたいレシピのやつだったので、教材がてら。
     すごくすっぱい、とても『らしい』梅干しでした!





     最後に、4月になったら蒔こうと思っていた枝豆と長ネギ系。

     左から茶枝豆、リーキ、下仁田ねぎ、赤ねぎです。
     あいかわらず基本のは用意しないという。

     調べているうちに興が乗って、色々揃えちゃいました。
     昨年の玉葱育苗でけっこう慣れたと思っているので、多分育てられると思うんですが……。
     でっ出来るといいな。



     ではまた!




     

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